手のむくみ

手のむくみとは

手のむくみとは、手や指の組織に余分な水分が溜まり、腫れぼったくなったり重だるさを感じたりする状態です。医学的には浮腫と呼ばれ、血管から細胞の間に水分がにじみ出て、正常に吸収されないことで起こります。通常は体内の水分バランスが保たれていますが、何らかの理由でバランスが崩れると手だけでなく全身にむくみが現れることがあります。つまり、手のむくみに悩む方は少なくなく、当院にも手のお悩みの方が多く来院されています。

手のむくみを含む浮腫症状に悩む方は少なくありません。リンパ浮腫という疾患に限っていえば、国内の上肢リンパ浮腫患者数は3万人から5万人と推計されています。また外来通院中の高齢者を対象とした研究では、むくみの保有率が35～39％程度と報告されており、手のむくみについても年齢や生活習慣、基礎疾患の有無により相当数の方が悩んでいると考えられ、つらい症状といえます。

初期の手のむくみを適切に治療せず放置すると、指が曲げにくくなって細かい作業ができなくなったり、握力が低下して物を落としやすくなったりします。また長期間むくみが続くと組織の線維化が進行し、皮膚が硬く厚くなることもあります。程度が軽くても日常的に起こるなら大きなストレスになります。

また、リンパ液の流れが悪くなると免疫機能が低下し、細菌感染による蜂窩織炎という炎症性疾患にかかりやすくなり、発熱や痛みを伴う悪循環に陥ります。最悪の場合、むくみの背景に重大な病気が隠れている可能性もあり、心不全や腎不全、肝硬変、甲状腺疾患などが進行すると全身のむくみが強まってしまい、日常生活に支障をきたすこともあります。

手のむくみの原因

開院以来、当院には手のむくみでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、手のむくみの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

手のむくみの原因として次のものが挙げられます。

手のむくみはこのような複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

手のむくみは、いくつかの要因が重なることで起こります。たとえば、体内に塩分が多くなると水分が保持されやすくなり、長時間手を下に垂らしたままでいると重力の影響で血液やリンパ液が手に溜まりやすくなります。これにより末梢神経や血流に障害が生じ、むくみとして現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手のむくみは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手のむくみへの対応として、次のようなものが一般的です。

利尿剤による薬物療法

一時的にむくみを軽減できますが、原因そのものを解決するわけではありません。長期服用により電解質バランスが崩れたり、頻尿や脱水症状を起こしたりする可能性があります。

弾性ストッキング・圧迫療法

適切なサイズと圧力のものを選ぶ必要があり、着脱に時間がかかったり、暑い時期には不快感を感じたりすることがあります。

リンパドレナージ

専門的な技術が必要で、施術を受けられる施設が限られています。患部のみのアプローチが多く、症状が一時的に緩和してもすぐに再発したり、原因を追求せず繰り返した結果、症状が増悪することも考えられます。

手のむくみを改善するために

まずはあなたの手のむくみの原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えていれば一時的には良くなったとしても根本から改善することはないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、手のむくみの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

手のむくみのQ＆A

手のむくみは自然に治りますか？

一時的なむくみであれば、塩分の摂りすぎや長時間同じ姿勢を改善することで自然に治ることもありますが、再発や慢性化を防ぐには原因の見直しが必要です。

手のむくみの人がやってはいけないことは？

塩分の多い食事や過度なアルコール摂取は避けましょう。また長時間同じ姿勢を続けたり、締め付けの強い腕時計や指輪を着用し続けたりすることも血流を妨げるため控えるべきです。

朝だけ手がむくむのは病気のサインですか？

朝のむくみは寝ている間に体液が全身に分散しやすくなるため起こることが多く、必ずしも病気とは限りません。ただし毎朝続く場合や日中も改善しない場合は、医療機関での検査が推奨されます。

片手だけむくむのは何が原因ですか？

片側だけのむくみは血管やリンパ管の障害、神経の圧迫、感染症などが考えられます。特に急に片手だけが腫れた場合や痛み・熱感を伴う場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

薬の副作用で手がむくむことはありますか？

はい、ステロイド薬、カルシウム拮抗薬などの降圧薬、ホルモン治療薬などは副作用として手を含む全身のむくみを引き起こすことがあります。薬を飲み始めてからむくみが出た場合は、自己判断で中止せず医師に相談してください。

手のむくみで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術は手のむくみと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

手のむくみは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。