妊娠中の肩こり

妊娠中の肩こりとは

妊娠中の肩こりとは、肩から首にかけての筋肉が緊張して重だるさや痛みを感じる状態です。妊娠に伴うホルモンバランスの変化や姿勢の崩れ、精神的ストレス、運動不足などが原因で血液循環が悪くなり、肩周辺の筋肉に老廃物が蓄積することで引き起こされます。つまり、妊婦が有する症状のうち最も多いもののひとつが肩こりであり、当院にも肩の痛みでお悩みの妊婦さんが多く来院されています。

全国11医療機関で実施された妊婦623名を対象とした調査によると、妊娠中の肩こりは約75%の妊婦が経験しており、妊娠初期では約85%と特に高い発症率を示しています。つまり、日本の妊婦さんの多くが肩こりに悩まされており、特に妊娠初期に多く見られる症状のひとつです。

初期の肩こりを適切に治療せず放置すると、脊柱のバランスが崩れて負担のかかる箇所や負担の量が増えていき、最終的に頭痛や吐き気、めまいなど二次的な症状に発展してしまう可能性もあります。程度が軽くても日常的に起こるなら大きなストレスになります。

また、痛みで眠れない、起きてしまうなど睡眠に影響することも多く、日中の集中力低下を招き、産後の育児にも支障をきたすこともあります。

妊娠中の肩こりの原因

開院以来、当院には妊娠中の肩こりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、妊娠中の肩こりの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

妊娠中の肩こりの原因として次のものが挙げられます。

妊娠中の肩こりはこのような複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

妊娠中の肩こりは、いくつかの要因が重なることで起こります。たとえば、ホルモンバランスの変化により自律神経の働きが一時的に低下し血行不良が起こったり、お腹が大きくなることで姿勢が崩れ肩周辺の筋肉に過度な負担がかかります。これにより末梢神経や血流に障害が生じ、痛みとして現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。妊娠中の肩こりは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

妊娠中の肩こりへの対応として、次のようなものが一般的です。

体操やストレッチ

妊娠初期は流産のリスクを考慮し安定期に入ってから行う必要があります。

温熱療法

湿布や温熱パッチには薬効成分が含まれているものもあり、皮膚から成分が吸収されるため妊娠中の使用には医師への相談が必要です。局所的な処置が多く、その場のみを緩和する処置なケースが多く、継続的な改善が困難なケースが多くなってしまいます。

姿勢指導

姿勢の改善には継続的な意識が必要であり、日常生活の中で常に気をつけることは負担に感じられることがあります。お腹が大きくなると思うように体が動かせず、姿勢を自由に取れなくなることもあります。

妊娠中の肩こりを改善するために

まずはあなたの妊娠中の肩こりの原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えていれば一時的には良くなったとしても根本から改善することはないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、妊娠中の肩こりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

妊娠中の肩こりのQ＆A

妊娠中の肩こりは自然に治りますか？

妊娠に伴うホルモンバランスの変化が原因で起こる肩こりは、出産後に自然と軽快することが多いです。ただし放置すると症状が悪化し産後も継続する可能性があるため、適切なケアをお勧めします。

妊娠中の肩こりの人がやってはいけないことは？

激しい運動や無理なストレッチ、強い力でのマッサージは避けてください。特に妊娠初期は流産のリスクがあるため、安定期に入るまでは過度な刺激を控えましょう。

湿布や痛み止めは本当に使ってはいけないのですか？

湿布や痛み止めには薬効成分が含まれており、皮膚から吸収されて胎児に影響を与える可能性があります。使用したい場合は必ずかかりつけの産科医に相談してください。

肩こりがひどくて眠れない時はどうすればいいですか？

就寝前に肩周りを温めたり、抱き枕を使って楽な姿勢を見つけたりすることが効果的です。入浴後に軽いストレッチを行うと筋肉がほぐれて入眠しやすくなります。

肩こりと頭痛が同時に起こるのはなぜですか？

肩周辺の筋肉が緊張すると血行不良が起こり、首から頭部への血流も滞ります。その結果、緊張型頭痛と呼ばれる頭痛が引き起こされます。

妊娠中の肩こりで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術は妊娠中の肩こりと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

妊娠中の肩こりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。