野球肘

野球肘とは

野球肘とは、投球動作を繰り返すことで肘の内側・外側・後方に痛みや違和感が生じるスポーツ障害の総称です。成長期の過度な投球で肘に負担がかかり、肘の曲げ伸ばしができなくなる症状として現れ、投球時に肘の内側に牽引力、外側に圧迫力がかかることで靭帯や軟骨に損傷が起ってしまいます。

野球をする方の5人に1人が発症するとされており、特に成長期の野球選手に多く見られ、小学校高学年にあたる11、12歳頃に最も発症しやすいとされています。また、成人でもソフトボールなどの投球スポーツを続ける方に見られる代表的なスポーツ障害の一つです。

初期の野球肘を適切に治療せず放置すると、関節可動域の制限により肘の曲げ伸ばしができなくなり、最終的に骨軟骨移植などの手術が必要になる可能性もあります。程度が軽くても投球時の痛みが続くなら大きなストレスになります。

また、痛みで集中できない、子育てに支障をきたすなど、日常生活への影響も多く、仕事や家事の効率低下を招き、生活の質を著しく低下させることもあります。

野球肘の原因

開院以来、当院には野球肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、野球肘の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

野球肘の原因として次のものが挙げられます。

野球肘はこのような複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

野球肘は、いくつかの要因が重なることで起こります。たとえば、投球時に肘の外反ストレスが過度にかかることで、内側の靭帯や外側の軟骨に反復的な損傷が生じ、結果として末梢神経や血流に障害が生じます。これにより肘関節周囲の組織に炎症や過負荷がかかり、痛みとして現れます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。野球肘は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

野球肘への対応として、次のようなものが一般的です。

投球中止・安静

短くても数週間、長いと1年以上の長期間にわたり投球動作を禁止する必要があり、競技復帰が困難になります。必要な休止期間は存在しますが、安静だけでは根本的な原因解決には至りません。

薬物療法

あくまで対症療法であり、根本的な原因を解決してくれるわけではありません。

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては眠くなったり、仕事に支障が出てしまうことも多いです。

リハビリテーション

患部のみのアプローチに留まることが多く、症状が一時的に緩和してもすぐに再発したり、原因を追求せず再発を繰り返した結果、症状が増悪することも考えられます。

野球肘を改善するために

まずはあなたの野球肘の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えていれば一時的には良くなったとしても根本から改善することはないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、野球肘の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

野球肘のQ＆A

野球肘は自然に治りますか？

初期の極軽度の野球肘は適切な安静により自然治癒する場合もありますが、多くは専門的な治療とリハビリが必要です。放置すると慢性化するため早期対応が重要です。

野球肘の人がやってはいけないことは？

投球動作、腕立て伏せ、重いものを持つ動作など肘に大きな負荷がかかる動作は避けてください。痛みを我慢しての運動継続は症状悪化を招きます。

どのくらいの期間で競技復帰できますか？

軽度なら数週間、重度の場合は数ヶ月かかることもあります。個人差が大きいため専門家による適切な評価と治療が必要です。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

投球フォーム改善、全身の筋力バランス調整、適切なリハビリにより手術を回避できる場合が多くあります。早期対応が鍵となります。

日常生活で気をつけることはありますか？

長時間のパソコン作業では定期的に肘を休ませ、重いものを持つ際は両手を使用し、痛みを感じたら無理をしないことが大切です。

野球肘で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術は野球肘と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。